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子供と一緒に夏の防犯対策を考えてみよう

住まいと暮らし
2025.7.14

開けっ放しの窓や子供一人での外出など夏特有のリスクと防犯対策

夏は、夏休みなどで生活スタイルや行動パターンが大きく変わる季節です。窓を開けて過ごす時間が増えたり、長期の外出や旅行が多くなったりと、普段とは違う生活の中で防犯上気をつけたいポイントがいくつかあります。今回は、夏から夏休みにかけての防犯について考えてみましょう。

防犯リスクを高める夏の習慣

地球温暖化の原因が取りざたされますが、近年の気候は春や秋といった中間の季節が短く、夏や冬が長くなった気がします。とくに昨今の夏は、GWの頃からすでに真夏日が観測され、熱中症対策は5月から叫ばれ、ジメジメしているものの気温は高い梅雨の時期を経て、10月くらいまで厳しい暑さが続く傾向にあります。

そんな夏は、四季の中でもとくに季節特有の生活スタイルや行動様式の変化がある時期です。外出が増えたり、長期で留守にする期間が発生したり、窓を開けて過ごしたり、お子さんのいるご家庭では夏休みという通常とは違う子供たちの生活パターンに合わせなければなりません。これらは、通常の生活と異なることで、防犯のリスクを生み、リスクを高める要因となります。まずは、夏に増加する防犯上のリスクをまとめてみます。


開けっぱなしの窓

窓の開けっぱなしによる侵入リスク

暑さ対策で 窓を開けて寝る、外出するといったケースが増加します。侵入窃盗犯の侵入経路でも無施錠のドアや窓、ベランダなどは最も標的にされやすい部分です。網戸やカーテンで、開けっ放しにしているのを忘れてしまうことも。

植え込みの死角や庭の道具を利用される

戸建てであれば、夏は植栽が伸び、外からの視界が悪くなります。その死角を利用して侵入されたり、庭やベランダに置いておいた脚立・椅子・植木鉢などを侵入窃盗犯の「足場」として利用される可能性もあります。

旅行・帰省などで長期間留守にする家庭が増える

家族のイベント事として中止するわけにはいきませんから、できるだけ留守を悟られないようにしたいものです。長期不在の家は侵入窃盗犯にとってはねらい目です。ポストにたまった郵便物や、夜でも暗いままの部屋、最近ではSNSでのうっかり発信などで、バレてしまうこともあります。

夏休み期間中など子供だけで過ごす時間が増える

共働きのご家庭では、お子さんが一人で家にいる時間が長くなります。不審者の接近だけでなく、宅配業者などの訪問などの際に、子供だけの場合にどう対応するか、ご家庭で話し合っておくことが重要です。

人が集まるイベントや観光地でのスリ・置き引き

夏祭りや花火大会などでは、混雑に紛れたスリや盗難が発生します。また帰省や旅行中の 駅・空港・カフェでの置き引きも増加します。


花火大会

夜間の人通りが少ない時間帯の帰宅

花火大会やナイトイベントで帰宅が遅くなることも増える季節です。人気のない道での声かけ・ひったくりのリスク、特に女性やお子さん、高齢者の夜間の一人歩きは要注意です。

夏の防犯対策の基本は「戸締まりの徹底」と「見せる防犯」

夏特有の防犯対策というわけではありませんが、夏だからこそ強化したい防犯対策があります。防犯の基本は、やはり侵入窃盗犯の一番の狙いどころであるドアや窓といった開口部の戸締まりの強化です。さらに、開口部に、さまざまな防犯対策を施していることが外からわかるほど抑止力になって、効果的です。

ドアは、鍵が1つだけでなく、ダブルロック(二重鍵)になっているか。ドアスコープは外から覗かれないカバー付きのタイプか。チェーンロックはあるか、また古くなっていたりぐらつきがないか。防犯カメラやセンサーライトがあるか、もしくは検討すべきか。宅配業者向けに、置き配を利用するか、宅配ボックスを用意するか、などについて今一度チェックしてみましょう。


ダブルロック


窓は、熱中症対策も兼ねて、無理せずエアコンを使用して、しっかり施錠しましょう。全ての窓の鍵がしっかりかかるか確認したり、補助錠を付けたり、防犯フィルムや換気などのために開ける場合も全開しないストッパー、面格子などの取り付けも検討しましょう。隣家や塀などで外からの人の目が届かない窓や死角となる窓にはセンサーライトの設置も考えましょう。

さらに、長期で不在にするご家庭には、スマートロックやスマホ通知付きインターホンなど、離れた場所でも異常を検知し、対策を打てるような最新機器があります。鍵の専門店など防犯のプロの意見や最新情報を取り入れながら、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

外出・旅行・帰省前にやっておきたいチェックリスト

夏だからこそのどうしても避けられない予定。その前に、やっておきたい対策をチェックしましょう。


玄関の戸締まり

戸締まりを徹底する

玄関・窓・ベランダ・勝手口などの施錠をこまめにチェック。特に昼間の外出時も油断しがちなので要注意。

留守が分からない工夫をする

新聞や郵便物が溜まらないように止めておきましょう。照明のタイマー設定も有効です。

防犯グッズの活用

防犯ブザーや人感センサー付きライト、補助錠、窓用の防犯フィルムなどを設置すると効果的です。

SNSの投稿に注意

「今、旅行中です」などの投稿は空き巣のターゲットになりやすいので、リアルタイムの投稿は控え、帰宅後に発信しましょう。

近隣との関係は良好に

近隣の住民とは日頃から「挨拶をする」「顔を覚えておく」など、良好な関係を作っておくと、地域の目があることで防犯効果が高まります。町全体に意識が広まることで、不審者が入れない空間を築けます。

夏休み前に防犯対策について子供と話し合い

お子さんのいるご家庭では、夏休みに入る前に、お子さんと防犯について話し合っておきましょう。子供たちにも家族の一員としての自覚を持たせることにより、心の成長の一助となるかもしれません。


防犯ブザー

知らない人について行かない

昔から言われることですが、知らない人にはついて行かないようにしましょう。「親に頼まれた」「親の代わりで」と言われても必ず確認を取るように指導しましょう。

外出時は防犯ブザーを携帯する

登下校や遊びに行くときは、防犯ブザーをランドセルやバッグに取り付けるようにしましょう。また携帯電話を持たせる場合は、個人情報にロックをかけましょう。

一人で遊ばない、人目のないところで遊ばない

公園で遊ぶ時や、その他イベントに行く場合も、知っている友人たちと複数で行動するように指導しましょう。また時間帯を問わず、大人の目のないところで子供たちだけで遊ぶのも避けましょう。

帰る時間のルールを決める

「○時までには帰る」といったルールを明確にしておきましょう。いつでも子供と連絡が取れるようにしておきましょう。

夏本番はもうすぐ!大人も子供も例年以上に夏を満喫するために、楽しむ前のちょっとした事前準備で結果は大きく違う基本の防犯対策あれこれをぜひお忘れなく。

※「錠」と「鍵」の表記について
錠前(錠・ロック・lock)は、扉などに取り付けて締める金属、機械的または電子的な部品をいいます。鍵(かぎ・キー・key)は、錠前を施錠・解錠する(操作する)ための器具をいいます。ここでは便宜上、日常的な会話に合わせて、鍵と錠前をまとめて「鍵(かぎ)」と記載している場合があります。
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